高気密高断熱の家は持っているだけじゃ(あまり)意味がないぞ

高気密・高断熱
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先日、突然発表されたマリオカートのラジコン。

マリオカート ライブ ホームサーキット』で起こりそうな7つのこと! 本格サーキットや“現実の街並み”を走れるかも? 夢膨らむ本作の未来を予想 |  インサイド

ニンテンドースイッチで実在のラジコンを操作するというものです。
そしてラジコンにはカメラがついており、スイッチの画面で映像を見ながらAR機能でレースができてしまうとか。

賃貸時代だったら部屋が狭すぎて正直興味がでなかったでしょう…
しかーし今は自慢の一軒家。

めちゃくちゃ広い!というほどの家ではないですが…
うまくコースを設定すればレースが楽しめるはずです。

せっかくなので我が家でも走らせたいですねぇ~( ´∀`)
特に平屋の人は広くコースを取れるので楽しいでしょうね~( *´艸`)

はよ発売してくれ~!

では本編入ります。

セールストークとしてもつかわれることが増えた高気密高断熱の家。
実際にそれらを求めて、入手した人も徐々に増えているのではないでしょうか?

しかし、高気密高断熱が重要という情報が出回っている一方、その有効な使い方というのがまだそこまで認知されていないような気がします。
高気密高断熱の家は、今までの家で常識とされていたことが、かえって逆効果になる場合があります。
クロセ自身は、何となく経験で使い方が分かったような気がしますが、まだまだ完ぺきではありません。

高気密高断熱の家は持っているだけでもそれなりに効果はあります。
しかしながら、正しい使い方を出来なければ真の効力を発揮はできません。

今回は高気密高断熱の家の使い方について、クロセが生活の中や本で学んだことなどを備忘録代わりに書き起こしてみようと思います。

もしこんなのもあるよ!という事項がありましたらコメントいただけると助かります。

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従来の家と異なること

前述のとおり、高気密高断熱の家は従来の家と使い方が異なってきています。
そんな高高住宅に住んでみて、改めて実感したことを以下にまとめます。

高気密高断熱の家と従来の家と異なる点

・適切な換気計画ができていれば窓を開けての換気は不要。

・エアコンは個室ではなく家全体を空調するように設計するべき。

・エアコンは24時間稼働が基本。

・洗濯物は室内干しで乾きやすくベランダの必要性が薄い。

・日射制御による影響が大きい

これらの事項はどれも従来の家ではあまり考えられなかったことです。

一応、日射制御に関しては従来でも重要な要素ではあります。
しかし、従来の家と比べてより影響が大きいため項目に入れています。

では1つ1つ説明してみようと思います。

適切な換気計画ができていれば窓を開けての換気は不要

従来の家では換気が必要な際は窓を開けて換気をしていました。
そして、いまだにそれをやっているひとも珍しくないと思います。

高気密高断熱の家であれば、それらは必要ないと思います。
理論的にもそうですし、体感上もそう感じます。

従来の気密性が低い家の場合、隙間から空気が出入りして換気はほとんど正常に行われていなかったようです。
以下は気密性と換気の関係を示したグラフです。

気密性能はどこまで求めるべきか(C値) | さとるパパの住宅論

これを見ると気密性を示すC値が1.0でも50%程度しか、計画通りに換気できていないことを示しています。
C値1.0は決して悪くない値ですが、それでも理論上半分以上は計画外の換気なわけです。

また、高気密と低気密での換気イメージを図にしてみました。

高気密時は部屋を通って排気されるイメージ。
低気密時は給気口、排気口の近くにある隙間に換気を邪魔され、部屋の空気がうまく換気されないイメージです。

低気密の家はこのような理由で正常に換気されないため、窓を開けて強制的に換気させる必要があるようです。

一方で、高気密の場合は、計画が正しければその必要はありません。
むしろ窓を開けると、計画通りの換気はできない可能性があります。
PM2.5や花粉が入り込むデメリットもありますし、閉めておくほうがいいようです。

体感上も、窓をずっと閉め切ってても息苦しさや空気のよどみはとくに感じません。
むしろ開けたほうが外の湿気や温度が入ってきて不快です。
(春や秋なんかは窓を開けることで室温低下を狙うことはできますが)

こういった理由から、窓を開けての換気の必要性が感じません。

エアコンは個室ではなく家全体を空調するように設計するべき

これに関しては以前に以下の記事を書いています。

高気密高断熱の家に対して、現在のエアコンは持てあますほど性能が高いというお話です。
6畳の部屋に対して、馬鹿正直に6畳用エアコンを使用すると、冷房では冷えすぎ、暖房では温まりすぎます。

これを解決するためには、個室ごとではなく、家全体を空調するようにエアコン配置を計画すべきです。

別に1台で全館をカバーする必要はありません。
1F/2Fでそれぞれ1台ずつでも構わないです。

少なくとも、各部屋をエアコン1台ずつで空調するのは非推奨です。
エアコン代もかかりますし、光熱費も高くついてしまうでしょう。

ただし、うまく空調できない際の保険として、エアコン用のコンセントは各部屋に用意しておくといいでしょう。

そんなわけで、エアコンを出来るだけ減らせる配置を検討しましょう。
情報がないと難しいので、いろいろと解説されているフエッピーさんのブログを読むことをおすすめします。

「家は、空調。」24時間全館冷房(除湿)by 一条工務店

しかし回し者かってくらいフエッピーさんのブログを紹介している気がします。
(´∀`;)

エアコンは24時間稼働が基本

これに関しては検証自体はしっかりやれていないですが…
一般的に高気密高断熱の家では24時間冷暖房と間欠冷暖房でそこまで冷暖房費が変わらないようです。
(もちろん、つけていない時間にもよりますが)

一見すると必要な際に空調する間欠冷暖房のほうが冷暖房費が安くなるような気がします。
しかし、空調をしていない間に室温が夏は上がり、冬は下がってしまいます。
それを快適な室温に戻すために消費電力が余計にかかるわけです。

一方で、温度を維持するためであれば、意外に消費電力が抑えられるようです。
その為、24時間冷暖房で室温を維持し続ければ、そこまで冷暖房費は高くならないようです。

また、24時間冷暖房、というよりは24時間冷房にはもう1つメリットがあります。
それは、湿度を抑えることができることです。

ご存じの方もいると思いますが、冷房は室温だけでなく、同時に湿度も下げています。
しかし、冷房を切ってしまうとエアコン内部の湿気を吹き戻し、湿度が上がってしまいます。
そして同様の症状がサーモオフ時にも発生しているようです。

一方で、サーモオフが発生しないように24時間冷房ができれば湿気を抑え続けることができます。

この点からも、24時間冷房は推奨したいです。

何よりわずかな冷暖房費の差で快適な室温に保ち続けるならそうしたいですよね。
また、湿度を抑えることは快適性の向上に加え、ダニやカビの発生を抑えます。
家の結露も抑制できますのでそういった観点からも推奨です。

洗濯物は室内干しで乾きやすくベランダの必要性が薄い

これは実際に体感しましたが、高気密の家では室内干しでも洗濯物が乾きやすいです。

理論的には高気密だと換気がしっかりされ、洗濯物の湿気を追い出してくれるためだそうです。

実際、我が家の洗濯物もサーキュレータで風を当てておけば一晩で洗濯物がほとんど乾きます。
パーカーやジーンズといった厚手のものはやや乾きにくいですが、それでも次の日の昼には乾いています。

ただし、室内の湿気を制御できることが条件です。
エアコンを使って家全体を60%以下に湿度を制御できれば、梅雨でも関係なく室内干しで乾かせます。

一応ですが、乾く速度自体は基本的にベランダ(外干し)のほうが早いと思います。
日光による熱、湿気を逃がせるスペース、空気の動きなど室内干し以上に乾く条件は良好です。

しかし、外干しは天気に左右されますし、花粉やPM2.5の影響があります。
またベランダを設置する費用は維持するコストは安くありません。
動線を考えても、洗濯物を干すためにわざわざベランダに行き来するのは面倒です。

それらを総合的に考えると、ベランダの必要性が薄いと感じました。

日射制御による影響が大きい

これは完全に体感なんですが、日射制御の影響は大きいかなと感じます。

我が家は軒を大きめにすることで、できるだけ夏の日射を入らないようにしています。
それでも、一部の窓からはどうしても日射が入り込んでいました。

そのため、今は外部で日射を遮蔽できるシェードやすだれを付けています。

どこまで効果があるかは数値でわかりませんが、日の当たっている部屋のむわっと感はかなり減りました。
日が当たっているころは、部屋全体に熱がいきわたるような感覚でしたが、今はそれがなくなりました。

理論的にも、日射制御の影響はかなり大きいようです。
高気密高断熱の家では熱を逃がしにくいからなおさらでしょう。

ちなみに体感的には、冬よりも夏のほうがより日射制御の効果が大きいように感じます。

終わりに

今回は高気密高断熱の家と従来の家で使い方異なることについて書き起こしてみました。

最初にも述べているように、高気密高断熱の家は使いこなしてなんぼです。
従来の家と同じように使っても、真の効力を発揮できません。

特に空調については、自分なりにいろいろと試して最適な設定を探す必要があります。

せっかくの高気密高断熱の家ですから、使いこなせるように自分なりに研究してみるといいと思います。
クロセも新たに体感したこと、わかったことがありましたら追記していくつもりです。

ちなみに今回こんな記事を書いた理由は、多くのメーカの営業さんがこういった説明をしてくれないですからです。
その理由としては、高気密高断熱ブームが最近であり、実際に使い方を理解してる営業さんがほとんどいないのでしょう。
加えて、高気密高断熱を謳っておきながら、それほどでもない性能の家を建てているメーカの人もいるのでしょう。

彼らは高気密高断熱の家であるだけで光熱費が安く、快適な家になるように説明します。
そこは否定しませんが、使い方を理解することでさらに快適で省コストに生活できます。

今回の記事はあくまでクロセの体験談や各所で読んだ情報がベースになっているため真実かはわかりません。
しかし、そこまで間違ったことも言っていないと思っています。

ざっくりとした説明でしたが、参考にしていただけると幸いです。

余談ですが、今回のタイトルはドラゴンクエストの台詞が元ネタです。
(´∀`;)

では。

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