新住協の鎌田先生の温熱に関するライブをみてみました

高気密・高断熱
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新年あけましておめでとうございます!

年末年始はみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?

クロセはほとんどマイホームで過ごしていました。
外に出たのは子供を散歩に連れて行ったくらいですね。

しかし年末年始は非常に冷えましたね。
我が家はいつも通り室温を22~23℃程度にしていましたが、心なしかいつもより冷えを感じました。

おそらく、基礎断熱内が冷えてそう感じたのかなと思います。

エアコンの消費電力もいつもの5割増しくらいになっていました。
ある一定以下の気温になると一気に上がる印象ですね。

これくらいでも快適に過ごすために、やっぱりもう少し断熱性能はほしいかなと思いました。

では本編入ります。

結構前の話ですが、新住協の代表理事である鎌田先生が高断熱高気密に関するライブをされていました。
以下、アーカイブのURLです。(いつまで視聴可能かわかりません)

【B-LIVE】鎌⽥紀彦が本気で答える!⾼断熱⾼気密住宅〈基礎編〉
講義の中に出てくるGWS工法について、詳細に解説するYoutubeセミナーを開催します!1/26(火)17:00~18:30(無料・申込み不要)下記アドレスの視聴予約をお願いします!↓↓↓コストアップも難しい技術も不要!断熱・気密・耐震・耐火を両立させるGW...

興味深い内容だったので、長い動画ですがついつい見てしまいました。
今回はその中でも個人的に面白かった内容をかいつまんで書いてみます。

紹介する箇所以外にも興味深い内容が多いので、気になる方はぜひご参照ください。

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Q値・UA値と消費エネルギーについて

動画の44:00くらいからの話。
Q値、UA値」と「暖房エネルギー」の関係 をより分かりやすく示したのが下の図です。

上のグラフはいろいろな家の形状のUA値とQ値を出し、暖房に必要な灯油の量との関係をプロットしたものです

UA値と暖房灯油消費量がきれいな比例関係になっていません。
対して、Q値と暖房灯油消費量はばっちり比例関係になっています。

つまりUA値というものを省エネの目安にするには正確性に欠けているわけです。

細かい話はしませんが、UA値は家の形状による熱の逃げやすさを考慮できていないのです。
できればQ値で計算してもらったほうがいいですね。

確かにQ値のほうがより正確な冷暖房エネルギーの基準になると聞いたことはありますが、UA値がここまで不正確なものだとは思っていませんでした。

ではなぜ現在において省エネの基準にUA値が使用されているかですが、その理由も噂レベルではありますが、動画内で語っておりました。
ざっくりいうと、UA値のほうがハウスメーカにとって都合がいいからだそうです。

窓について

動画の56:30くらいからの話。
以下は名古屋においてアルミサッシのペアガラスと、そのほかの窓の暖房エネルギー削減率を比較したものです。

個人的にすごく意外な話でしたが、実は暖房エネルギーでいうと樹脂サッシもアルミ樹脂複合サッシも削減率に大きな差はないとのこと。
ペアガラスをトリプルガラスにしても同様。

まず樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシの比較ですが、断熱性能自体は樹脂サッシのほうが上ですが、アルミ樹脂サッシのほうが枠が細く日射を大きく取り入れられるため、大きな差は出ないとのこと

ペアガラスとトリプルガラスについても同様で、トリプルガラスのほうが断熱性能が高いですが、ペアガラスのほうが日射を多く取り込めるため、それを差し引くと暖房エネルギーの削減率に大きな差はないようだ。

窓の選択には断熱性能だけでなく、日射取得率を考慮することも大事なことがよくわかる。

ではアルミ樹脂複合サッシやペアガラスでもいいのかというと、見方を変えると違ってくる。

上記の話は日射が取り込めることが前提になっているため、日射に恵まれない地域だと樹脂サッシにトリプルガラスが優位に働く。(そもそも日が取り込めない場所にあまり採用すべきではないですが)

また、樹脂サッシやトリプルガラスのほうが表面温度が低くなりにくいので、結露は出にくくなりますし、冷気を感じないので快適さが上がる。

加えて、上記は暖房エネルギーに関してだけであり、冷房エネルギーも考慮すると話は変わってくると思う。

お金に余裕があるなら、トリプル樹脂サッシの採用は快適性を上げることは間違いない。

換気について

動画の68:10くらいからの話。
以下は換気の種類・換気回数と暖房エネルギー削減率を示した図。

棒グラフが暖房エネルギーであり、折れ線グラフが第3種換気で換気回数0.5/hを基準とした際のエネルギー削減率を示している。

グラフをみると、以下のように暖房エネルギーを削減できることがわかる。
 ・熱交換器付第1種換気の採用
 ・換気回数を減らす
 ・気密性を上げる(C値を下げる)

省エネの観点から言うと、熱交換器付第1種換気を使わない手はないとのこと。
ただ、イニシャルコストは第3種換気よりも上がるので、コストメリットが得られるとは限らない。
加えて、第1種換気はメンテナンスをしっかりしないと換気性能が大きく落ちるため、手入れが面倒というデメリットはある。

換気回数を減らすと暖房エネルギーが減るのはすぐにわかりますね。
外に逃がす熱エネルギーが減るため。

気密性を上げると暖房エネルギーが減るのは隙間から熱が逃げにくくなるだけでなく、換気システムを正しく通って熱交換がされる空気の量が増えるからです。

空気が汚れない程度に換気は抑えたいですね。

終わりに

今回は動画の中の話をかいつまんで紹介しましたが、そのほかにも高高住宅に関する興味深い話で満載でした。

特に窓の話は意外でした。

日射が取り込める環境ならという条件はあるものの、エネルギー削減にはそこまで大きな差はないんだなと。
まあ少し外れた地域じゃないと理想的な土地は高くてなかなか買えませんけどね。
(;´∀`)

今回の記事をみて興味を持った方は、ぜひ動画も視聴してみてください。

では。

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コメント

  1. torikaji より:

    先日は色々お教えいただきどうもありがとうございました。
    また、わかりやすい記事どうもありがとうございます。
    1時間超の動画ですか。
    クロセさんのおかげで1分で知りたいことわかったので、観るか迷いますね(笑)
    フィルター届いたのでこの週末に我が家も調整してみます。

    • クロセ クロセ より:

      お疲れ様です。
      こちらこそ、いろいろお話しできて楽しませていただきました。
      フィルター追加の実験結果楽しみですね~。
      くろーばーさんも同じことで悩んでいる様子でしたので、そちらも解決するかも!?

      動画は紹介した場所以外にも興味深い内容が多かったので、お時間があればぜひ見てみてください~!

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