室内干しってどの程度乾きますか?~クロセ家の室内干し事情~

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これからも少しでも家づくりの手助けになるように情報を発信していけるよう精進します。

そして、PV数の増加に伴い質問を受けることも少しずつ増えてきました。

今回はその質問の1つを題材に記事を書いてみようと思います。
受けた質問は以下です。

質問なのですが脱衣所で、普通に干して置くだけで乾くのですか?
除湿機、サーキュレーターを併用してますか?
第一種換気だけで乾くのですか?
宜しかったら教えて下さい!

最近ではコストカットのためにベランダ無しを推奨する人が増えてきた印象です。

その場合、洗濯物を室内に干すと思います。

しかし、室内干しで洗濯物はしっかりと乾くのか。
また、乾かすために道具が必要なのか。

これらが気になる人が多いと思います。

それらをクロセの体験談をもとに書いてみようと思います。

ではどうぞ。

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室内干しでも乾きます

まず結論ですが、室内干しでも一晩干せばほとんどの洗濯物は乾いております。
使用している道具はサーキュレータとエアコンです。
(エアコンは全館を冷房するついでに除湿もさせているイメージ)
その時のクロセ家の洗濯の実情を書いてみます。

クロセ家は1.5坪の脱衣所と1坪の風呂場を精一杯使って洗濯物を干しています。
洗面所は普段こんな感じです。

そして洗濯物を干しているときは、洗面所と風呂場がこんな感じに。

結構ぎゅうぎゅうに干しています。
この時、室内干しの場所としては1つだけ困ったことがあります。

上の赤線で囲った場所が脱衣所と風呂場です。
他の部屋とつながっている場所は矢印で示してある場所だけです。

高気密の家では計画換気によって湿気が移動しやすくはあります。
しかし、上記のような狭い部屋いっぱいに干す場合は、工夫が必要です。

クロセはサーキュレータを使用しました。
具体的には青い矢印の方向に風を流します。
こうすることで、湿気が隣の部屋に逃げるように誘導します。

また、室内干しをする上で重要なのは、湿度のコントロールです。

クロセはフエッピーさんの提唱されている全館冷房で家全体の湿度を抑えています。
全館冷房については下記の記事を参考にしてください。

エアコン1台全館冷房(除湿)
この記事は長文であるため5ページに分割されています。エアコン1台全館冷房とは?一条工務店のi-seriesには、さらぽか空調という全館冷房システムがオプションで用意されています。さらぽか空調はエアコン全館冷房のように間取りの考慮が必要ないこ

これにより、家全体の湿度を大体55%前後、梅雨時期でも65%程度に抑えていました。
これぐらいの湿度に調整できれば、室内干しでも乾きます。

ちなみに冬場はほっといても湿度が低くなるので、特に抑制はしていません。
逆に加湿しています。

乾かす時間帯は23時~7時ぐらいです。
その中でも、ジーンズやパーカーなどの厚手のものは少し乾くのが遅れます。
それでもお昼ごろまで干していれば乾きます。

洗濯物が乾く仕組み

そもそも洗濯物が乾く仕組みはどうなっているか。
簡単に説明します。
(というか簡単にしか説明できない。)

洗濯物を干すと、洗濯物の水分が水蒸気になります。

そしてその水蒸気が湿度の低いほうに移動します。
これを繰り返すことで洗濯物は乾いていきます。

その為、部屋の湿度を低く保たないと洗濯物はなかなか乾きません。
このことは理論で説明できなくても、感覚的にわかっている人がほとんどだと思います。

ではサーキュレータの風を当てるとどうなるか。

風を当てると洗濯物周りの水蒸気が風に乗って移動します。
そして洗濯物周りの水蒸気がなくなると、また洗濯物の水分が蒸発します。
結果、洗濯物が早く乾くわけです。

これはサーキュレータの風に限らず、換気の風でも同様です。
計画換気が正しく実行されるほど、水蒸気は移動して早く乾きます。
高気密な家の室内干しが乾きやすいといわれるゆえんはここです。

このことを考慮すると、狭い場所では洗濯物が乾きにくい理由もわかると思います。

水蒸気は湿度の低いほうへ移動しますが、部屋が狭いとすぐに逃げ場がなくなります。
一方で、広い部屋であれば、部屋全体の水蒸気の許容量が多いため、乾きやすくなります。

ちなみにこの時、部屋の温度を上げることでより乾きやすくなります。
温度が上がると、同じ部屋の広さでも空気に含有できる水蒸気の量が増えます。
結果、洗濯物から蒸発できる水分の量が増えるので早く乾きます。

この説明を見た後で、改めてクロセの干し場を見てみましょう。

部屋が狭いうえに、出入り口が一つしかありません。
洗濯物を干すには不利なことがうかがえます。
その為、サーキュレータの風で隣の部屋に水蒸気が逃げやすいように誘導するわけです。

一方で、サーキュレータの風を当てるだけでも室内干しで十分に乾きます。
それは、エアコンによる湿度調整と高気密による換気が正しく行われているためでしょう。

実験的にサーキュレータを使わない場合を確認してみてもいいかもしれません。

より洗濯物を乾きやすくするために

仕組みが分かったところで、洗濯物を乾きやすくする方法をまとめておきます。

洗濯物を乾きやすくする方法

・ひらけた場所に干す
・室温を上げる
・湿度を下げる
・風を当てる
・日向に干す

説明はそんなにいらないですよね?

ひらけた場所に干すのは水蒸気が移動しやすくするため。
室温を上げるのは空気が含有できる水蒸気量を増やすため。
湿度を下げるのは洗濯物の水分を蒸発しやすくするため。
風を当てるのは洗濯物の周りの水蒸気を飛ばすため。

唯一、日向に干すについては説明していないですね。
日向に干すと、日に当たった洗濯物の温度が上がります。
水分は温度が上がるほど蒸発しやすくなるため、日向に干すと乾きやすくなります。
これも感覚的にはわかりますよね?

そして、これらをまとめると、外に干すことが理にかなっていることが分かります。
しかし、外に干すことはやはりデメリットが多いです。

外干しのデメリット
・花粉やPM2.5などで洗濯物が汚れる
・生活動線が長くなりがち
・ベランダが必要な場合コストが高い
・天気に左右される

最悪、ベランダは作らなくても1Fの庭に干す場所を作る選択肢はあります。
しかし、それを除いても他のデメリットが大きいと感じます。

特に天気に左右される点はかなり厄介です。
今年のように梅雨時期が長いと、乾燥はままならないでしょう。

そのことを考えると、室内干しができる環境を整えておくことをお勧めします。
ベランダも不要ですし、天気にも左右されません。
当然、花粉やPM2.5で汚れることもありません。
また、クロセ家のように洗濯機のある部屋を干し場とすれば動線も短く済みます。

室内干しは晴れた日の外干しよりは乾きにくいのは確かです。
それでも寝る前に干せば起きるころには乾くので十分だと思います。

少なくともクロセは室内干しで困ったことはほとんどありません。
困ったのも除湿に苦労した梅雨の初期ぐらいまでですね。

終わりに

今回はクロセ家の室内干しの経験をもとに実情を書いてみました。

基本的に以下の条件が満たせていれば問題なく乾くと思います。

・高気密な家で換気が計画通り行われている
・家全体の湿度が適度に保たれている
・ひらけた場所に干し場がある

上記が全て満たせていなくても、サーキュレータや除湿器の併用で室内干しでも充分乾くはずです。
それでもうまく乾かない場合は乾燥機が必要ですが、短時間での乾燥を望まない限りは不要です。

実際、梅雨の時期でも除湿が適切にできているときは洗濯物は乾きましたしね。
梅雨の初期は除湿に失敗していましたが(´∀`;)

ちなみに、梅雨時期に湿度を調整するには再熱除湿機能がついているエアコンが有効です。
もしお時間があれば、そちらの記事もお読みください。

では。

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