最近、試しに本文を全体的に短めにして投稿頻度を多めにしてみましたが、アクセス数はやっぱり伸びる傾向にありますね。
ただし、SEO的には評価されないのかドメインパワーは下がりました。(;´Д`)
基本的にSEO対策をしていないブログなので仕方ないですが、正直どうすれば上がるのかよくわかりませんよね。
では本編入ります。
本ブログでは繰り返し本やブログで勉強をすることを推奨していますが、自分なりにある程度勉強をした後は、今度は見学会へ参加することを推奨します。
快適な温熱環境を目指すうえで、特に経験をするというのは大事な話です。
というわけで今回は見学会のすすめを書いてみます。
見学会のメリット
例えば、同じようなUA値、C値だったとしても家の間取り、換気の取り方、日射取得によって快適性は大きく変わります。
窓、屋根、外壁、床のうち、どこの性能が高いかでも違いは出るでしょう。
また、地域によってもどれくらいの性能で快適か変わりますし、何より自分が快適と感じられる性能を把握するというのが大事になります。
基本的には高気密高断熱であればあるほど温熱環境を整えやすくなりますが、予算の問題がありますので、際限なく性能を高めることはできません。
また、高性能になるほどコスパに見合った効果がでなくなります。
上記の理由から、いろいろな見学会に参加して、自分が許容できるレベルはどの程度か把握することが重要になります。
加えて、見学会に参加して設計者とお話することで、本やブログでは勉強しきれないことや、自分では思いつかないようなアイデアを入手できる可能性もあります。
以下の記事ではクロセが高性能な家の見学をした時の様子を記載しましたが、たった1件だけでも得られたものは大きいと感じました。
少し話が温熱環境の面に偏ってしまいましたが、実際にはそれだけではありません。
間取りと動線の工夫、収納のアイデア、窓と部屋の明るさの様子、部屋の広さの感覚などなど…
見学会には参考になる要素が詰まっています。
人によっては価格も教えてくれるでしょうし、見学会でその家のテイストを気に入り、その工務店に家づくりをお願いするなんて言うこともあるでしょう。
見学会参加のメリットをまとめますと、性能を肌で経験することで自分の求める性能を把握することができますし、自分では思いつくことができない工夫・アイデアを入手できる可能性があることです。
見学会の注意点
見学会に参加するうえで気を付けたい点があります。
性能がわかる家を見学する
UA値、Q値、C値などが表記されていないと、例えその家が快適だったとしても、自分がどのレベルの家を経験したかわからなければあまり意味はありません。
できるだけ上記の値が表記されている見学会に参加することをお勧めします。
幸い、近年は高気密高断熱の重要性が知れ渡り始めていることもあり、表記していることが珍しくないですし、表記されていなくても工務店が把握していることもあります。
見学会に参加する前に聞いてみるのもいいでしょう。
併せて、断熱材の種類や厚み、窓のサッシや玄関ドアの仕様、換気システムあたりも聞いておくと、自分の家づくりに役立つかもしれません。
使用している冷暖房設備や空調の工夫についても聞いておくといいでしょう。
真冬と真夏に見学する
基本的に見学は最も寒い時期と最も暑い時期に見学に行くことをお勧めします。
理由は言わずともわかると思いますが、これらの時期が最も高気密高断熱の性能を試すことができる時期だからです。
春や秋ですと、そこまで高性能な家じゃなくても不快に感じることはほとんどないでしょう。
これに関してはその時期に見学会をしている家があるかどうか運によるところもあるので狙っていくことは難しいかもしれませんが、可能な限り狙っていきましょう。
実際に誰かが住む予定の家を見学する
高性能な家だったとしても、それがメーカのモデルハウスだと特別にお金をかけたからいい家に仕上がっているだけなのかもしれません。
そういったことがないように、これから誰かが住む予定の家に見学しに行くべきでしょう。
そうすることでリアルの仕様に近い家が見られますし、自分が建てたいぐらいの広さであれば実際に生活した時の感覚を養うことができます。
また、その家にどれくらいの費用が掛かっているかも聞いておくべきでしょう。
自分が想定している予算からかけ離れていたら建てることが難しいですからね。
とはいえ、見学会に使われる家は往々にして高級な仕様になっている可能性も高いですけどね。
終わりに
今回は見学会のすすめを書いてみました。
知識は勉強だけでは完全には身につきません。
勉強したことを経験することで初めて知識になるのです。
勉強でUA値が低いことがいいとわかっていても、経験がなければZEHレベル、HEAT20のG1・G2レベル、それ以上のレベルがどれくらい快適になるかわかりません。
そういったことを把握するためにも、ぜひ見学会への参加は検討してみてください。
では。
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