最近、住宅業界に少し動きが見えていますね。
積水ハウスのセカンドブランド立ち上げ
ヤマダ電機によるレオハウスの買収
パナソニックのエクセルシャノンへの出資
特に3つ目は高気密高断熱をテーマとしている本ブログにおいては興味深いものです。
エクセルシャノン社は昔から樹脂サッシ専門のメーカです。
これに出資するということは、パナソニックホームズの家に樹脂サッシを積極的に使っていくであろうことは容易に想像ができます。
近年、家においては高気密高断熱が注目されるようになり、多くのメーカが着工件数を落としている中、その分野で圧倒的な実力を誇る一条工務店が圧倒的に着工件数を伸ばしていっています。
それに追従するようにミドルコストやローコストのメーカでも比較的高気密高断熱な家を提供する
メーカが増えてきていました。
そんな中でも大手メーカはいまだにアルミ樹脂サッシを標準仕様としていましたが(地域にもよりますが)、今回このような動きがあったことは個人的にうれしく思います。
そしてもう1つ個人的に気になってニュースがあります。
それはヤマト住建の「KIKUBARUの家」です。
ソースは以下のページをご覧ください。
このKIKUBARUの家のイメージ図は以下のようになっています。
標準仕様でZEHを満たせる程度の各種高効率設備、断熱性能、ソーラーパネルを有しており、それに加えて、蓄電池もセットでついているようです。
よく読んでみたところ、ZEHレベルの断熱性能を有する家であり、ソーラーパネルや蓄電池はついていないようでした。
正確な情報は続報待ちです。
これらを満たした状態で、低価格で提供するというのがヤマト住建の新事業のようです。
つまり、低価格でZEHの家を提供することで住宅性能の底上げをするというのが狙いのようです。
また、個人的に思うこととして、最近のヤマト住建は蓄電池を売り出していきたいという雰囲気を広告から感じています。
そこで、このKIKUBARUの家で販売を勧め、大量生産による低コスト化を狙っているのではないかと勝手に思っています。
高気密高断熱を目指している人にとって、ZEHレベルの断熱性能は決して高くはないですが、いまだにその性能さえ満たせない家が多い中でこの試みは個人的に大歓迎です。
ちなみに検索してみたところ、すでにホームページが存在していました。
ざっと見た感じ、価格帯は1000万~1500万といったところでしょうか。
サッシはオール樹脂サッシのペアガラスのようです。
詳細なUA値は記載されていませんが、ZEHを満たすことから少なくとも0.6以下かと思います。
住宅設備類は以下のページを見る限り全てLIXIL製のもののようですね。
付属しているオプション類が書いてあるのは親切だなと思いました。
いくつか外観のイメージも用意されていますね。
一番高価な2階建ての1330万円のプランで延床30坪程度のようです。
細かい仕様は不明ですが、ZEHを満たしてこの広さならかなり安いような気がします。
実際にはこれに様々な費用が入ってくると思いますが、それを考えても悪くないと思います。
以前に以下の記事でも述べていますが、いまヤマト住建は非常に勢いがあるようです。
その要因としては、やはり高気密高断熱に注目が集まる中で、その波に乗れたことが大きいのかなと考えています。
また、個人的には一条工務店の坪単価が上がり、徐々に普通の収入では手が届きにくくなっていることも要因の1つになっているのかなと思います。
そういった中でのこの新事業がどのように影響するのか、ヤマト住建のファンであるクロセは遠くから見守っていきたいと思います。
一応予想しておくと、この事業は内容だけ見ると割と成功するんじゃないかと思います。
後は細かい仕様がどうなのかというところでしょうか。
続報に期待したいと思います。
では。
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