アイ工務店の断熱性・断熱材について考える

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そろそろお盆休みに突入すると思いますが、皆さんどうお過ごしでしょうか?
私は今週末から実家のほうに家族で帰省予定です。
クロセの家は北国であり、夏でも最高気温が30℃を超えないためエアコンがありません。
しかし最高気温が30℃を超えないというのも昔の話。
今は余裕で越えて30℃を超える日が続いております。
それでも夜になれば25℃くらいになるのですが、両親が熱中症にならないか不安です。
早くエアコンを導入しないと危ないといっているのですがね…

さて、今日はアイ工務店の断熱について考えてみます。
前回の窓の話と合わせると、アイ工務店での断熱全体について把握できると思います。


前置きとして言っておくと、アイ工務店はもとからある程度の断熱性・気密性を誇っていますが、
決してそこを一番の売りにしているメーカではありません。
その為、自分から本を読むなりブログを読むなり勉強をしておくといいと思います。

前回の窓の話は膨大になりすぎたので、今回は難しい話は抜きにして、
アイ工務店の断熱仕様とそれに対する考えをサクッと書いていきます。
UA値や、C値についてもすでに言及されているブログが多いので割愛していきます。

アイ工務店の断熱材

アイ工務店では標準でアクアフォームと呼ばれる吹付断熱材が標準です。
吹付断熱材にはアクアフォーム以外にもいくつかありますが、共通していえることは
壁に吹き付けることで隙間を埋めるように泡のようなものが化学反応で膨らみ、
壁に癒着することで断熱材として効果を発揮します。
アクアフォームにはざっくりと下記の特徴があります。

・長所
 自ら膨らんで隙間を埋めていくという特性のおかげで、断熱材の中では
 比較的気密性を確保しやすく、飛ばして張り付けるので屋根にも施工しやすい。

・短所
 劣化によって縮むといわれている(諸説あり、どれが正しいかは不明)。
 火事の際に燃えてしまう。
 白アリ被害に弱い。

時々勘違いをされる方いますが、断熱性能自体は他の一般的な断熱材と大差はないです。
あくまでも気密性が取りやすいというのが長所になります。

アイ工務店の断熱仕様

さて、断熱材についてはわかりましたが次に断熱の仕様についてです。
断熱の場所については上は屋根、下は床下で断熱をしています。
床下以外はアクアフォーム、床下だけはジュピーという断熱材で断熱をします。
屋根での断熱により、夏場でも屋根裏の暑さがある程度抑えられているため、
屋根裏部屋やロフトを採用しやすいですね。

断熱材の厚みですが、クロセの場合は最初から高気密・高断熱を希望していたため、
屋根200mm、壁100mmで提案を受けましたが、
確か標準だと屋根も壁も80mmぐらいだったかと思います。
で、ハイグレード断熱仕様というのにすると屋根200mm、壁90mmになります。

前述のとおり、最初からこの仕様で提案を受けたため、変更費用のほうは不明です。(;´Д`)
壁の断熱材は延床36坪の家で10mm増やすのに50万ほどです。
屋根ならば施工が楽であることと、吹き付ける範囲が壁に比べて狭いことから、
もう少し安い価格で厚みを増やせると思います。

とりあえずここで言いたいことは、特に理由がなければハイグレード断熱仕様に
してもらったほうがいいということです。(当たり前ですが)
標準の80mmでは壁もそうですが、特に屋根の断熱が不安すぎます。

屋根の断熱が大事な理由は2つです。

1つは夏の暑さを防止するため
夏は太陽が高い位置にあり、屋根が長時間照らされて高熱になりがちなため、
その熱が伝わらないように防ぐ必要があります。
ここが薄いと最上階に熱がこもるようになりますので、2F建ての場合、
多くの人が配置するであろう2Fの寝室で快適に眠れなくなります。
平屋の場合は家全体が太陽の熱で大惨事になるでしょう。

もう1つは冬の寒さを防止するため。
温かい空気は外からの力がない場合自然に上昇する性質を持っているため、
屋根の断熱が甘いとどんなに部屋を暖めてもすぐに逃げてしまいます。
更に空気が逃げた分、新しい空気が入ってこようとするわけですが、
冬の場合は当然冷たい外気が取り込まれるため部屋が冷えてしまいます。

UA値で考えると、屋根の厚みを増しても数値的にはあまり改善されませんが、
断熱の識者の方々の多くが、屋根の断熱の重要性を説いています。
というわけで、よっぽどお金に余裕がない限りはハイグレード断熱仕様を推奨です。

アイ工務店の断熱仕様の改善余地

ここからは個人的に改善の余地があると思っている点を上げます。

・屋根の断熱材厚み
クロセは今回ハイグレード断熱仕様から壁の厚みを90mmから100mmに増やしましたが、
色々と勉強をした結果、屋根の厚みも増やしたほうがいいと感じました。

前述のとおり、屋根の断熱はUA値の数値にはあまり貢献しませんが、
数値以上に快適性の改善が見込めます。
また、最初に述べたようにアクアフォームは諸説あれども断熱性能が経年によって
劣化していくといわれています。
そのことを考えると、断熱材は可能な限り厚みを増しておいたほうがいいと感じます。

壁は構造的に柱以上の厚みを確保できないため、100mm程度が限界ですが、
屋根はそういった制限はないため、お金に余裕があれば250mmくらいまで吹き付けてもらっても
いいかもしれません。
断熱性の意識が高い人だと、300mmぐらい必要と考える人もいるようです。

・床下断熱⇒基礎断熱
これは必ずしも改善ではないのですが、基礎断熱は施工がしやすく、
気密性、いわゆるC値を小さい値にしやすいというメリットがあると聞いています。
ただし、デメリットとして断熱材が白アリ被害を受けやすくなる点が挙げられます。
一応、アイ工務店では基礎下に防蟻シートを敷いていますが、これも完ぺきとは言えません。
この点は営業さんとも十分に相談してどちらにするかを決めるとよいでしょう。

アクアフォームの防湿について

アクアフォームですが、吹き付けてもこもこの状態だと吸湿しにくいですが、
柱のサイズに合わせて切ってしまうと、断面から湿気を通しやすくなってしまいます。
その為、ベーパーバリアという防湿シートを断熱材の室内側に貼ることを推奨されています。

一応、計算上この断面から吸湿する可能性が低いといえる場合は不要のようですが(詳細は分からないですが)、基本的にはあったほうが安心です。というかあるべきです。
アイ工務店では貼付されているようですのでその点はよかったです。
営業さんの勘違いだったようで、防湿シートはついていません。
可能であればつけることも検討するべきでしょう。

結論

ざざっと書いていきましたが、アイ工務店の家でできるだけ快適に過ごしたい場合は、
下記がポイントになります。

・ハイグレード断熱仕様は理由がなければ必須レベル
・アクアフォームは将来の劣化に備えて可能な限り厚みが欲しい
 ⇒壁は100mmが限界の目安、屋根は250mmぐらいあると安心感が高い

上記ポイントを押さえていれば、断熱性・気密性について詳しくなくても、
エアコンが効きやすい快適な家に近づけると思います。
ただ、高い買い物をするわけですから、ぜひ皆さんも本やブログで勉強してみてください。
意外に勉強し始めると面白いものですよ?

では。

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