先日、ZEHに関するアンケートについて回答しました。
クロセ家はZEHの補助金で70万円もらっていますが、条件として定期的にアンケートに回答する必要があります。
しばらくするとこんなメールが届きます
アンケート内容はここ半年の電気代・ガス代、その他生活に関して等ですね。
ちょうど施主友のくろーばーさんがアンケートの内容に触れていたので参考にしてみてください。
しかし当時はZEHで125万円ももらえたんですねぇ。
私もZEHプラスに適合していればそれぐらいもらえたのですが…
残念ながらZEHどまりでした。(;´∀`)
では本編入ります。
今回は我が家の1Fトイレと主寝室についてです。
我が家はUA値0.4、C値0.26と数字だけで見ると高気密高断熱な家です。
おかげで、リビングやその上なんかはいい感じの温熱環境で過ごせています。
しかし、そんなクロセ家でも快適な温度とはいいがたい場所が2か所あります。
それが1Fトイレと主寝室です。
高気密高断熱の家を建てた身としては、悔しいのであまりこんな話はしたくないです笑
ただ、こういったことを正直に話すのも先駆者の役目かなと。
ということで、今回はその辺の話を赤裸々に話していこうかなと思います。
クロセ家の1Fトイレと主寝室の温熱環境
早速ですが、クロセ家の1Fトイレと主寝室の温熱環境について。
クロセ家の間取りはこんな感じ。
1Fトイレは玄関からリビングまでの廊下に、主寝室は階段を上って南側にあります
リビングに対するそれぞれの部屋の温度はこんな感じです。
LDKが23℃くらいあっても、主寝室は18℃くらいですし、トイレは15℃くらいになります。
主寝室はまだちょっと寒いかなくらいですが、トイレは寒いっす。
毛細血管が結構切れてそうですね。(;´∀`)
ちなみに2Fトイレは全く寒くないです。
主寝室より暖かいくらいでした。
ではなぜこうなってしまったのか、考えてみようと思います。
1Fトイレと主寝室が寒い理由
クロセ家の1Fトイレと主寝室は熱が逃げやすい間取りになってしまっています。
まずは1Fトイレから見てみましょう。
青い枠は外壁ラインです。
これをみると玄関からリビングまでは横幅が狭くなっています。
また、廊下は断熱性能が低い玄関扉があります。
この2つの要因によって熱が逃げやすくなっています。
加えて、リビングとトイレの間は扉で分け隔てているため、熱がトイレに伝わりにくくなっています。
こういった条件がそろい、1Fトイレ(というか玄関からLDKまでの廊下全体)が寒くなっています。
次に主寝室についてです。
こちらも熱が逃げやすい理由は、トイレと一緒です。
横幅が狭くなっているので、熱が逃げやすいです。
また、1Fリビングの熱がここに来るまで廊下→主寝室とやや距離があるので熱が伝わりにくいのでしょう。
そのため寝る際は主寝室のエアコンを使って温めます。
設定温度17℃で稼働すると、質問が20℃くらいになるので寝やすいです。
まとめると、1Fトイレもリビングも熱が逃げやすく、リビングから熱が伝わりにくい間取りになっていることが要因ってことです。
対策
今更間取りを変えることはできないですが、一応対策を考えてみましょう。
まず、玄関とつながっている空間は玄関扉から外気の影響をもろに受けるため、独立させておくのがベストかと思います。
いい例として、家系ブログを盛り上げる会のchelseaさんの間取り。
玄関が扉によってリビングから独立しており、外気の影響が受けにくい間取りになっています。
トイレも熱が逃げやすい間取りになっていないため、リビングからの熱で充分温かいと思います。
ではこれを参考にクロセ家の間取りを変える場合はどうすればいいのか?
トイレは以下のように考えてみました。
めっちゃ雑ですが、これならトイレは温かいと思います。
ただ、リビングに入れると音やにおいの漏れが気になりますね。
お客さんが使いにくかったり、食事中に行きにくそうです。
トイレとリビングの間に空間を入れておくとか、トイレの周りに防音用のグラスウールを詰めるといいかもしれませんね。
実際にクロセの実家ではリビングから直接トイレに行ける間取りになっていましたが、間に半畳ほどの空間を設けることで音もにおいも気にならなかったです。
次に主寝室です。
こちらはシンプルに主寝室の横幅を広げてみました。
耐震性のために1Fの間取りと合わせる必要があるため、こんな単純には変えられないような気もしますが、これで温熱は改善される気がします。
やっぱり細長い間取りは温熱的によくないなと住んでみて実感しました。
終わりに
今回は我が家の寒い箇所について焦点をあててみました。
家全体を最小のエアコンで温めるためには、性能だけではなく間取りも重要だなと再認識しました。
特に玄関は大体の人がD2orK2クラス(熱貫流2.33)以下の扉を使用していると思いますが、これは窓でいえば性能が低いアルミ樹脂複合サッシと同レベルです。
性能が低く開口も大きい玄関扉がある玄関は、扉で区切って独立させるのが温熱的には無難でしょう。
トイレは温熱も利便性も両立した間取りにしたいところですが、どちらかしか選べないという状況の場合もあるかもしれません。
暑いのはまだ何とかなりますが、寒いトイレはまあまあしんどいので、よく考えて配置しましょう。
もっと高性能であれば多少の間取りの悪さは無視できるのでしょうが、屋根断熱200mm・壁断熱100mm程度ではそうはいきませんね。
というわけで、クロセの屍を乗り越えていってください。
では。
余談ですが、トイレカバーの掃除中に便座の暖房スイッチをONにしたら、トイレの室温が2℃くらい上がりました。
もうつけっぱなしにしたろうかな(;´∀`)
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