気密測定を実施すべきと考えた理由

雑記
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みなさん、今日もゲームしてますか?

ぼちぼちクリスマスということで、お子さんにゲームを買うという理由を付けて、自分のやりたいゲームを買うという人たちが出てくる季節ですね。

我が家の王子様はまだ1歳と少々ということで、クリスマスやサンタさんなんてものが全く分からないような年齢です。

まあとはいえ、子供にはいろいろなもので遊んでもらいたいという気持ちがあるので、理由を付けておもちゃを買ってあげています。
ゲームじゃないですけどね。

こういう機会がないと、なかなか自分の気持ちに勢いを付けれませんからね。

というわけで本編入ります。

今回は気密測定についてです。

以下の記事に書いてある通り、クロセは気密測定を実施してもらっています。

気密測定の実施に至った理由があるわけですが、今回はその理由を書いてみようと思います。

そんなの気密性(C値)を測定するためだろうと思われるでしょうが、気密性を測定することは手段であり、目的ではないと思っています。

気密測定もメーカによってはただではありません。
アイ工務店でも8万以上の費用が掛かります。
どうせなら有意義なものにしたいですね。

ではその目的は何なのかということを書いていきます。

気密測定とは?

気密測定を実施する理由を書く前に、気密測定についての説明を少々しておきます。

気密測定とは、家の中で意図的に空けていない隙間がどれくらいあるかを調べることです。
調べるには以下のような装置を使います。

写真にあるバズーカ砲のような装置が測定の装置です。
この機械で空気を強制排出し、その時の風量やら気圧差で気密性を測定するようです。
(詳しい仕組みはよく理解してないですが)

隙間があると空気をいくら排出しても外気が入ってきてしまうので、気圧差が生じないというわけですね。

このとき大事なのは、意図していない壁やサッシの隙間を見つけることであり、換気のためのダクトや水道の配管は対象外となります。
そのため、これらの穴は空気が入らないように、あらかじめテープで塞いで計測します。

測定後は以下のような画面が表示されます。

ここで大事な値はαAnです。
αAは、この家にある隙間の総面積をかき集めたものです。
43cm2となっていますが、たばこの箱よりも少し小さいくらいの隙間です。
この値を床面積で割ることで、C値になります。
C値が1.0以下だと、換気が計画通り実行されやすく、熱の損失も抑えることができます

nは隙間特性値と呼ばれるものです。
1~2で表され、1に近いほど最大の隙間が小さく、2に近いほど大きな隙間が空いています。
大きい隙間が空いていると、そこから気流が生じ、冬の寒さの原因になります。
当然、夏の間もそこから熱気が入り込みます。
こだわる人は、この値を1.2以下に抑えるようです。

これらの値を取得するのが気密測定です。

気密測定の目的

気密測定の説明が終わりましたので、本題である測定を実施する理由を書いていきます。
理由は3つありましたが、重要なのは2つで、あと1つはおまけです。

①大工さんにプレッシャーをかける

気密測定を実施することは大工さんにも伝わるわけですが、測定を実施すること自体が大工さんに対する牽制になると考えました。

別にやらなかったとしても、メーカのブランドと自分の評判を背負って仕事をしていることから、手を抜くというのはなかなか考えにくくはあります。

しかしながら、見た目や雰囲気だけで判断されるのと、数値で正確に良し悪しが判断されるのでは、大工さんにかかるプレッシャーもまた変わってくるはずです。

メーカによっては拒否感を示すこともあるようですしね。
学校で定期的にテストをすることで、勉強をさせるのと一緒です。

まあ、もともと気密を意識していなかったメーカが、気密測定をすると宣言したところで急によくなることはないでしょうが、普段から気密性の良さを主張しているメーカであればしておくことで丁寧さは増すと思います

ちなみに、クロセは気密測定の実施と併せて、メーカの営業さんや監督さん、大工さんに対して雑談の中で気密に関するお話をすることで詳しいようなそぶりを見せることで、プレッシャーをかけました。

サッシは何を使って気密を取るんですか?とか、基礎断熱は気密を取るために採用しましたとか、窓は気密にこだわって縦すべり多めですとかね。

皆さんもなんでもいいのでそれっぽいことを言ってプレッシャーかけていきましょう。

ちなみに気密測定後に大工さんに挨拶しに行ったら、棟梁さんが体調を崩してお休みしていました。
少しプレッシャーをかけすぎたかもしれません…(;´Д`)

②気密性が悪かった時に手直しをする

「いらすとや 直す」の画像検索結果

3つの理由の中で一番大事かもしれません。

気密測定をすることで、しっかり気密が取れているかどうかがわかります。
出てきた結果が悪かった場合には、手直しをすることができます

ただし、1点だけ注意すべきことは、計測をするタイミングです。

もし完成時に計測をしても、そこから隙間を埋めることは難しいです。
石膏ボードを貼る前くらいに実施することで、ちょっと隙間があった場合に、気密テープや吹付のウレタンなんかで埋めることが可能です。

詳しいタイミングは、以下のクオホームさんの記事がわかりやすかったです。

気密測定のタイミングと要注意ポイントについて
長持ちする家、研究家 瀬崎です。 今回は気密測定のタイミングについて。 先に結論から言ってしまうと、完成後ではなく、工事中にやりなさいってこと。 ただ、これだけだといろいろ間違 ...

気密測定では隙間が空いているかどうかだけではなく、どこに隙間が空いているかも探すことができます。

方法としては、まず測定器で空気を強制排出してもらいます。
隙間がある場合、そのまま排出をし続けてもらうことで、その隙間から風が入っていることを感じることができます。

特に隙間が発生しやすい箇所は玄関とびらや窓などの開口部、外壁や柱と床の取り合い部、床下の点検口なんかですかね。

ちなみに、結果が悪かった場合はn値にも注目しておきましょう。
n値が1.6を超える大きい値であれば、配管やダクトの目張り不足の可能性もあります。

n値がそこまで大きな値でなければ、先ほど挙げた場所を中心に風が流れる場所がないか注意深く見ていきましょう。

ちなみに、大体の測定業者は計測だけではなく、手直しも手伝ってくれるし、気密性を高めるためのアドバイスもしてくれます。

親切な業者だと、測定前の施工の段階でアドバイスをしてくれるため、測定結果もよくなりますし、これだけで数万円を払う価値があるといえます。

③思い出とネタのため

「いらすとや 取材」の画像検索結果

高気密高断熱を目指しているということで、やっておきたいなーという感じです。
最初の3つのうち1つはおまけといったのはこのことです。

実際にやった感想としては面白かったですよ。
計測中とかめっちゃドキドキしますし。

計測でいい結果が出たからこそ言えるんでしょうけどね。
これでうまくいかなかったらその場の雰囲気は最悪だったかもしれません。(´∀`;)

まあ悪い結果だったらそれはそれで手直し出来てよかったと思ってたでしょう。

家の話が好きなら、気密測定の業者さんと話ができるのもいい点です。
色々なメーカの仕事を請け負っているので、他メーカの裏話とか聞けたりしますよ。

ブログのネタとしても悪くないですね。
最近では高気密高断熱に注目する人も増えてきましたから。

特にマイナーなメーカほど注目度は高いように思えます。
一条工務店とか標準で測定ありだから情報が飽和してる感ありますよね。
飽和してるからこその安心感はありますが。

とりあえず、高気密高断熱を目指しているうえでブログを書いているなら間違いなくやったほうがいいでしょう。
ブログを書いていない人もお勧めします。

まとめ

さて、長々と書きましたが、もう一度気密測定をするべき理由をまとめます。

 ・測定をするということ自体が大工さんへのプレッシャーになる
 ・施工途中の測定であれば、結果が悪かった時に手直しができる
 ・業者によっては気密性を高めるアドバイスをもらえる
 ・記事にするネタになる(ブロガー限定)

一発目でいい数値が出た場合、ちょっと損した気分になるかもしれませんが、それでも計測するまではわかりませんからね。
保険的な意味が大きいように思えます。

どんなに丁寧な施工をするメーカでも、家の形状が複雑だとうまく気密性が出ていない可能性もあるし、ちょっとしたミスなどがあるかもしれません。

UA値と違って実際に計測しないとわからないものですし、ミスを防ぐためにも必ずやるべきだと個人的には思います。

余談ですが、一条やスウェーデンハウス以外の有名なメーカの気密性が気になりますね。
住友林業やミサワホームで0.5を記録したブログは見つけましたが、他のメーカではどうなんでしょうか?

鉄骨はそこまでいい値が出ないでしょうけど、木造だと積水ハウス、セキスイハイム、三井ホームあたりは気になりますね。
セキスイハイムの木造はカタログスペックだと悪くないようですが。

上記メーカで測定をしてくれるブログをお待ちしております。

では。

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