新築工事58~68日目 ~気密測定当日 アイ工務店の実力は?~

注文住宅日記
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今回は気密測定を終えた当日に、そのままのテンションで記事を書いております。

測定結果は後述しますが、測定を目の前で見れることに加えて測定結果でテンションが上がり、ツイッター上で本名ばれをする大チョンボを犯しました(´∀`;)
(写真にちらっと名前が見えていました。施主の方は注意してね)

その時に、クロセの名前の由来を教えてって言われたので書いておきますね。
大した理由ではないですが、微妙にややこしかったりします。

それは大学生のころ…
クロセは同じ研究室の先輩に連れられるままにゲーセンに行き、そこそこにぎわっている対戦ゲームを始めることにしました。

で、この手のゲームはプレイヤーネームを決める必要があります。
その時につけた名前が「クローゼ」という名前でした。

私が使っていたキャラがレイピアを使うお姫様だったのですが、空の軌跡というRPGに同じようにレイピアを使うお姫様がいて、そのキャラの名前が「クローゼ」でした。

それ以降、ネットゲーで使う名前はクローゼであり、今回のブログにも同じ名前を付けようと考えていたわけです。

ただ、マイホームブログですから、もう少し日本人らしい名前にしたほうがいいかなあとぼんやりと考えた結果、クローゼをもじって「クロセ」としたわけです。

本名はめっちゃ平凡です。平凡というかむしろダサい。(同じ苗字の人に失礼)
高校時代の同性の友人と、よく苗字のダサさを主張しあっていたものです。

というわけで本編入ります。

棟上げ後も1週間おきぐらいにちょくちょく新築工事の様子を見に行っていましたので、その様子をアップしていきます。

前回までの様子はこちら。

この時点では棟上げ後すぐということで、骨組みに構造用合板を打ち付けたくらいでした。
ここからすでに2週間たっており、徐々に家っぽさが増しております。

そして、今回はこのブログのタイトルとも関係する「気密測定」を実施してきました。
高断熱はすでにUA値=0.4が出ており満たしていますが、高気密は満たせるのか!?
アイ工務店の実力をご照覧あれ!

58日目

この日は前回と大きな違いはありませんでした。
しかし、すでに2階へ上れるようになっていました。

ここがリビング階段で、吹き抜けとなる場所ですね。
実際に見ると吹き抜けはちょっと小さめでした。
一部は施工の事情でまだ閉じているようですので、施工が終わった後に見るのが楽しみです。

LDKはこんな感じです。
資材でいっぱいいっぱいですね。

ちょっと広く見えますが、奥側は洗面所とお風呂ですので壁ができます。
また、壁の手前はキッチンですので、完成時にはもう少し狭くなります。

しかし建物ができるまでは狭く感じましたが、壁ができると急に広く見えますね。
数値上はLDKが20畳、そこに隣接する形でタタミコーナーが4畳あります。
リビング階段のため、数値よりは狭くなると思いますが、それでも十分広く感じました。

この日も大工さんとお会いできました。
前回は棟梁さん一人でしたが、今回は2人で作業されていました。

この日も世間話を少しさせてもらいました。
夏と冬の施工はどちらが辛いか聞いたところ、夏が圧倒的に辛いらしいです。

そりゃエアコンの効いていない密室で作業ですからしんどいですよね。
冬は着込めば全然ましとのことです。

こんな中でも作業してくれる大工さんには頭が上がりません。
この日もコーヒーとお菓子を提供して撤退。

65日目

この日は吹付断熱が施工されていました。
アイ工務店はアクアフォームが標準(2019年現在)です。

外壁の周りにはアイ工務店の文字が書いてある透湿遮熱シートが貼っていました。
ちなみにこの文字、アイ工務店さん自身は広告費を払っていません。
シートの業者の好意でこのような見た目にしてもらっているようです。

最初はシートの業者の名前が書いていたそうですが、アイ工務店の施工数が大きく増えてきたため、業者側からサービスを申し出たようです。

こちらはLDKの写真です
壁に断熱材が詰まっているのがよくわかりますね。
また、奥のほうに壁ができて、広さがよりイメージしやすくなっております。

こちらは屋根断熱の様子を撮影したものです。
200mmの吹付ということですごくこんもりしていますね。

赤丸を付けている箇所は、ボルトなどの金属で締結されている箇所です。
ここが外気の影響を受ける熱橋部にならないように、吹付断熱でカバーをしています。
個々の断熱がされているか不安でしたが問題ありませんでした。さすがはプロ。

こちらは風呂場の基礎部分です。
ピンク色の部分が基礎の断熱材で、アクアフォームの一種になります。
普通のアクアフォームの2倍の断熱性能があり、主に狭い場所の断熱に使用されます。
クロセ家は基礎断熱のため、これが家の基礎の内側全体に吹き付けられています。

ちなみにアイ工務店は、基礎断熱ではないときも、風呂場と脱衣所の基礎部分を同じように吹付断熱を施工しているようです。
こうすることで、排水管部分の気密が取りやすいとかなんとか。

この日は大工さんはいませんでしたが、アクアフォームの業者さんが作業されていました。
いつもと同じようにお菓子とコーヒーを提供し、軽く挨拶して引き上げました。

68日目

とうとうやってきました。
決戦の日。気密測定の日です。

中に入るとすでに例の装置が配置されていました。

そう、ヒメ先輩のセンパイキャノン気密測定器ですね。

ブログなどで何度かお見掛けしましたが、実物はもちろん初めてです。
日本住環境の方がいそいそと準備されていました。

そして早速測定開始。
ゴーという風の流れる音が部屋中に響いています。

私はあらかじめ、C値=0.8保証で契約していました。
また、監督さんからは0.6~0.8は行くと思いますと聞いていました。

測定途中「お、これは0.5は行くんじゃないですかね~」と測定者の発言。
期待が高まっていきます。
この時同席していた現場監督さんは非常に緊張されている様子でした。

そして測定が完了したので機械をストップ。
ドキドキしながらみたその値は…


C=0.33! n=1.34!

ちなみにC値は家の隙間がどの程度かを表したものですが、n値は家の最大の隙間が大きいか小さいかを表したものです。
nは1.0~2.0で変化し、1.0に近いほど小さい穴しかなく、2.0に近いほどどこかに大きな穴が開いている証拠だそうです。

こだわる人は1.2以下を求めるそうですが、1.3でも悪くないかなと思います。
知らんけど(;´∀`

しかし、まだ早い。
クロセ家は2.5階というやや特殊なつくりをしており、より正確な値にするためにはその2.5階分の容積も計算に含める必要があります。

ということで改めてその値を考慮した計算結果は…

C=0.26!

いやー予想をはるかに超える高気密です。
その場にいる全員でめっちゃ喜んでいました。

現場監督さんはホッとしている様子です。
測定者の方からは「これはいい気密ですね。しびれました。」とのコメント。
クロセ自身もこの結果には驚き、そして喜びました。

測定者の方に聞いても、ここまでいい気密はなかなかでないそうです。
0.8ぐらい出れば十分いいですよとのこと

この値を出せたのも全て監督さん、大工さんの丁寧な施工・管理のおかげです。
改めて感謝いたします。
本日は棟梁さんが来ていませんでしたので、改めてお礼を言いましょう。

ちなみに、この日は玄関とびらが工事用の仮とびらでしたので、玄関周りはもう少し改善されるかもとのことでした。

n=1.34と高くはないものの特別にいいわけではないのもそのあたりが理由だろうということです。

正直なところ、年末年始の忙しい時期で施工も速度が求められていますし、あらかじめよくて0.6程度と聞いていたのでここまでとは思いませんでした。

クロセ自身も引き違い窓をできるだけ避けたり、基礎断熱を採用したり、家を総2階に近くしたりとできる限り気密が出やすいように考えてはきました。

ですが、実際に気密が出るかどうかは大工さんの意識と技術次第です。
そしてこれはお金を出したからといって手に入るものではありません。

繰り返しになりますが、この場を借りて感謝の気持ちを表明します。
本当にありがとうございました。

そして1点だけご注意を!

今回これだけ高気密を出せたわけですが、どの家でも必ずこうなるというわけではありません。

窓の数や、家の大きさ・形状、断熱方式など様々な要素に大工さんの技術がうまくかみ合って高気密に仕上がったわけです。

これからアイ工務店で気密測定をする人は、
「クロセの家ではこうなっていたじゃないですか」
というような話は避けていただけると幸いです。

そのあとは、日本住環境の方と少しお話しました。

このあたりで同じぐらいの価格帯で気密に力を入れている泉北ホームさんやヤマト住建さんの話をちらっと聞かせてもらいました。

泉北ホームさんも当時は気密施工に苦労されていたそうです。

何度やってもC=1.0を切れず、そのたびに日本住環境からアドバイスをしたそうですが、なかなかその方法を忠実に実施されなかったとか。

そこでしびれを切らした日本住環境が試しにこっちの指示に忠実に従ってやってほしいと説得したところ、だんだんC値が改善されるようになったそうです。

また、ヤマト住建さんも高価格帯のシリーズはW断熱によって高気密になるそうですが、低価格帯では一部グラスウールを使用しており、そこの気密がうまく取れないそうです。
ヤマト住建さんで家を買うならエネージュW以上がおすすめですね。

あと、高気密高断熱の家でおなじみにくろーばーさんのことも存じていました。
業者にも名前が知れ渡るくろーばーさんはさすがですね。

クロセ自身もくろーばーさんのブログには大変お世話になりました。
あの人ほどではなくても、少しは高気密高断熱の布教に一役買えたらなと思っています。

C値の目安についても軽くお話してくれました。
C値が重要なのは特に1.0までであり、2.0から1.0に改善するだけで、エアコンの光熱費が倍近く変わるらしいです。
1.0以下からは性能的な差は大きく出ないようですが、小さいに越したことはないとのことです。

後は換気についてもちょっとお話を聞きました。
熱交換型の第1種換気は快適ですが、とにかくメンテナンスが大変らしいです。
1月ごとにこまめに掃除してくださいと注意を受けました。

また、熱交換といえども換気は少ないほうが熱の損失も小さくなるため、普段生活をしない2階は流量を下げると節約できるとのことです。

第3種換気ですとメンテナンス性がとにかくいいので、日本住環境ではこちらを推奨することが多いそうです。
1年に1回ぐらいのメンテナンスで問題ないとか。

この辺りは各々の生活や求めるもので選択するといいとのことでした。

その他、ここにかけないような細かい雑談をいろいろさせてもらいました。
やっぱり専門家のお話は色々勉強になりますね。

終わりに

気密測定という重大なイベントを無事通過してほっとしております。

何度でも言いますが、関係者各位には本当に感謝です。

また、繰り返しになりますが、アイ工務店で気密測定をしてもクロセ家と同等になるかはわかりませんのでその点にはご注意ください。

ただ、やっぱりアイ工務店さんの実力は本物だったなと実感した1日でした。

もっとこの性能をアピールすべきですし、そのためには気密測定を標準化していったらいいんじゃないかなーと思います。

とはいえ、毎回測定をするとなると現場のプレッシャーも大きいですからね。
なかなか難しいところはあると思います。

しかしこれでようやくこのブログも高気密高断熱を名乗ることができます。
UA値0.4、C値0.26の高気密高断熱の家ブロガーとして今後も書き続けたいと思います。

特に完成後の快適さについてはどんどん伝えていきたいですね。
その時までモチベーションを持たすためにも、ちょくちょくこのブログを覗いていただけると幸いです。

では。

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コメント

  1. りん より:

    はじめまして、アイ工務店と契約しようとしているものです。吹付断熱を使っている会社さんの施工は高い確率で断熱材をカットします。カットするとスポンジのような断面図になってしまいます。防水シートが必要と、知識のある方から言われましたが、アイ工務店の施工もやはりカットされていましたか?

    • クロセ クロセ より:

      りん

      初めまして!
      アイ工務店でも間違いなくカットすると思います。
      カットする理由は壁の中に納まりきらないからですが、
      アイ工務店は壁の厚みぎりぎりまで吹き付けるのでカットする箇所が出てきます。
      ちなみに必要なのは防水シートではなく防湿シートかと思います。
      アイ工務店の場合、標準で防湿シートの施工を行っていないため、お願いすると追加で費用はとられると思います。
      基本的には施工すべきですが、そこはりんさんがコスト的にどこまで許容できるかだと思います。

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