7月に入りましたが、京都が珍しく梅雨らしい梅雨になっております。
例年、梅雨といいつつも雨が連日降り続けるということはあまりなく、気づいたらカラッと晴れているなんて言うことが多い印象ですが、今年は1週間ぐらい毎日小雨が降り続けるという梅雨らしい時期がありました。
クロセ家は基本的に、2.5Fにある6畳用エアコン一台で全館冷房をしつつ、あまりに気温や湿度が高い場合はリビングや寝室のエアコンを補助的に使っています。
この方法で普段は室内の相対湿度を55%前後で維持していますが、梅雨の時期は65%前後が続きました。
換気量が多すぎるのか、エアコンフル稼働でも60%をなかなか切れず除湿に苦労しています。
それでも室温は低いので不快感はないのですが、家の耐久面で問題がないのかちょっと不安ではありますね。
さて、本編に入りましょうか。
今回は第1種換気についてです。
クロセが家を建ててもらったアイ工務店は、標準でパナソニック製の熱交換機能付きの第1種換気を採用しています。
一般的に日本では第1種換気と第3種換気が採用されていますが、第3種と比較して第1種換気は以下のようなメリットがあります。
・熱交換機能がついていると室内の温度・湿度を維持しやすい
・熱交換機能がついていると給気口から入る空気が部屋の温度に近く不快さが低減する
・集中管理している空気をフィルターを通して家中に届けるため空気がきれい
・給気をコントロールしているため風の影響を受けにくい
上記のように、第1種換は第3種と比較して快適性という面で優れた換気システムといえるでしょう。
ただ、第1種換気の家に暮らし始めて、明確に感じるデメリットが1つありました。
今回はそんなデメリットについてお話しようと思います。
短めの話なのでサクッと行きましょう。
第1種換気はメンテナンスがめんどくさい
第1種換気を扱っていて一番感じるのはこれです。
月1程度のメンテナンスということでそこまで頻度が多いわけではないのですが、それでも面倒だなと感じます。
製品にもよると思いますが、クロセ家の第1種換気メンテ箇所は天井にあります。
この天井の蓋を開けて、中から防塵・防虫フィルターを取り出して掃除をします。
位置が位置なだけに、手を伸ばして届かない位置なので椅子を下に持ってきて作業をします。
フィルターを取り出すまでは手を挙げ続けるので結構しんどいです。
クロセ家はメンテナンス箇所が3か所ありますが、全部掃除して大体20~30分程度でしょうか。
1か月に1回、20~30分程度で済むと考えると結構楽にも感じますが、実際やってみるとこれがまためんどくさいと感じます。
では第3種はというと、一般的なものは給気口が壁についていて、それを掃除すればいいだけです。
壁についているので手を挙げ続ける必要もないですし、場所を低くすれば踏み台も必要ありません。
また、ノンフィルターの給気口もあるようで、フィルターのお手入れが面倒であればフィルターを使わないということも可能なようです。
ちなみにフィルターがあっても、第3種のお手入れは3か月に1回程度で大丈夫なようです。
第1種と比較して頻度も低く、設置個所的にお手入れが楽なこともわかります。
30年後にお手入れができるのか?
基本的にめんどくさがりやなクロセですが、マイホームのお手入れに関しては割とまじめにやっています。
賃貸時代はエアコン、ガスコンロ、給気口の掃除などは夫婦そろってことごとくさぼってきました。
が、マイホームになってからは心機一転、結構こまめに掃除しています。
やっぱり高額な費用をかけて建てているので、そのあたりの意識は変わりましたね。
相変わらずものは片付けられていませんが(´∀`;)
ただ、1つ不安なのは年を取った時に第1種換気のお手入れができるのか?ということです。
50歳くらいまでなら問題なく掃除できると思いますが、60歳70歳と年齢を重ねた時に、天井上にある設備を掃除できるか?
正直無理だと思います。
下手したらバランスくずして頭から落ちるなんてことにもなりかねないでしょう。
クロセはこの家を適当にリフォームしながら40年50年と住み続けるつもりではありますが、将来を考えると換気システムも取り換えたほうがいいのかもしれません。
第1種換気システムは快適性において優れた換気システムですが、お手入れを適切に行わなければ換気能力が発揮されませんしね。
第1種換気を採用予定の場合、どこかで一度お手入れ方法を試したほうがいいかもしれません。
終わりに
今回は簡単ではありますが第1種換気に感じる一番のデメリットを記事にしてみました。
第1種換気は快適性の面において優れた換気システムではあります。
その反面とにかくメンテナンスが面倒なシステムであり、メンテナンスの頻度がもろに性能に直結します。
以上のことから、月1の掃除もできないようなズボラさんが扱ってはいけない換気システムです。
そして上記の理由から、計画時には換気システムとそのお手入れ方法の確認をしておく必要があるでしょう。
各メーカの最近の傾向としては、熱交換機能付きの第1種換気を勧めることが主流になっているように感じます。
快適性の面においては、第3種よりも熱交換機能付きの第1種のほうが優れているのは確かでしょう。
しかし、前述したとおりメンテナンス性に難があります。
加えて、今回のテーマとは異なりますが、第1種は第3種よりもトータルコストが高いです。
こういった点を考えると、第3種を採用する余地は十分にあるかなと思います。
日々のメンテが楽なシステムを選ぶか、多少面倒でも快適性を求めるか。
各々が優先させたい事項を考えたうえで採用するシステムを考えるべきでしょう。
では。
コメント
我が家のと一緒ですかね?タマはパナソニック製の一番安そうなやつですが(笑
機械的なメンテをあまりやったことない方は第1種は掃除が億劫になる気がしますね〜。
自分は掃除の時期はまだかなーって間違えて月に2回もやっちゃうバカです。仕事柄とてつもなく面倒くさい作業が多いのでこの作業自体は自分はあまり気になりません!
コスワースさん
わたしも家のメンテナンスは割と楽しんでいるので、面倒ではあると思いつつもちゃんとやれています。
ただ、やっぱり面倒に感じる人は多いだろうなあと思います。
自分がじじいになったらやれる自信がありません。(´∀`;)