高気密高断熱が今以上の国策になる日も遠くないかもしれない

雑記
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年末年始、そして先日ぐらいに強烈な寒波が来ましたね。

日本でも全国的に気温が低いようですが、私の住んでいる京都も例外ではありませんでした。

1/1、そして1/8からの気温をみてください。
最低気温が氷点下を下回っています。
特に1/8からは最低気温がマイナス4℃付近まで下がっています。

この日は私の家もいつもより少し涼しく感じました。

また消費電力もこれらの日は非常に多かったです。
普段の日が15~20kWh程度に対し、寒い日は25kWh~30kWh。

あまりに消費電力が大きいのでなんかやらかしたかなと思いましたが単純にいつもよりエアコンが働いているだけだったようです。

というわけで、今回のお話は高気密高断熱がこの寒波によって重要度が増したのではというお話です。
珍しく時事ネタになります。

高高住宅を推奨するにはちょうど良い電力ひっ迫のネタが入ったのでそれについてお話していきます。

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大寒波到来で電気がひっ迫状態

電力需給ひっ迫、大規模停電の危機に備えろ(中澤幸介) - エキスパート - Yahoo!ニュース
寒波により、電力需給がかつてないほどにひっ迫している。電力各社の使用率は連日9割を超える異例事態。これほど緊迫した状況が、コロナの報道によりかき消されてしまっている。原発政策への批判を恐れてか政府から

1/8からの強烈な寒波により日本中で電力がひっ迫しており、各電力会社も節電を呼びかける事態が発生しております。
関西電力、中国電力、九州電力ではなんと供給に対する使用率が95%を超えているようです。

ひっ迫の原因は大寒波のようですが、コロナによって外出ができないことも拍車をかけているかもしれません。
もっと広い視点でいうと原発が止まっているのが原因だと思いますが。

それなりに高気密高断熱にこだわった我が家でも1日に20kWhを超える消費電力です。
(まあ贅沢に全館暖房しておりますが)
無断熱の家で過ごしている家はいかほどでしょうか?

局所の間欠暖房で過ごされているかと思いますが、それでも消費電力が非常に大きいことが予想されます。

こういった中で感じることは、やはり高高住宅の普及を進める必要があるのではということですね。
(まあこんなブログをしていることもありますしね。)

日本の住宅の多くは無断熱であるというデータが国土交通省から出されています。

こちらは2017年のデータですが、国内には住宅ストックが5000万戸程度ある中、断熱等級4(現行基準)を満たしている家はわずかに10%程度のようです。
そして3割近くが無断熱。

実際に全部のストックが使われているわけではないでしょうが、恐ろしい話ですね。

断熱等級4は日本の制度において一番上のランクではありますが、温熱環境を日々研究している設計士の方々からは「必要最低限」といわれるレベルです。
それでさえも満たしているのは10%。

電力ひっ迫の原因が戸建てだけではないとはいえ、原因の一因になっていることでしょう。

色々な人のブログやツイッターをみていると、意匠性をとるか断熱性をとるかはその人の自由という意見が多いですし、私もそれでいいと思っていますが、いよいよそうも言ってられない時代が近づいているのかもしれません。

ソーラーパネルについて

今回、この需要ひっ迫を受けてソーラーパネルをもっと各家庭で採用すべきという意見を見かけましたが、私は全くそう思いませんでした。
(ソーラーパネルの採用自体はいいと思いますが)

というのも、ソーラーパネルは天気に左右されますし夜は発電しません。
夏の場合はお昼に暑くてもソーラーパネルが発電し、夜は気温が下がるためエアコンの負荷が減ります。
一方で、冬の場合は昼は日射のおかげで発電もするし気温も高めですが、夜は寒くなるためエアコンの負荷が上がってしまいます。

つまり、寒波の際に発生する電力ひっ迫に対する保険になりにくいわけです。
雪が降る地域ですと、屋根が埋まって発電しなくなる可能性もあります。

こういったことを考えると、電気を作ることよりも消費電力を減らすことが大事ということが理解できると思います。

終わりに

今回は電力ひっ迫というニュースを受けて自分が思ったことを書いてみました。

今回はまだ停電に至ることはなかったようですが、稼働率が95%を超えているという事実はかなり恐ろしい状態だなと感じます。

もう少し気温が低かったら停電という事態もあり得たのかもしれません。

こういったことが顕在化していく中でハウスメーカ、特に大手はどうなっていくのでしょうか。

メーカも商売ですから需要がなければ高性能な家にはしないでしょうね。

まあ需要がないはずなのに「うちの家は高気密高断熱ですよ」言っていることには非常に違和感を感じますが。
それでいて「樹脂サッシは劣化するのでアルミ樹脂サッシです」なんて言っちゃいますし。

「性能だけではいい家にはなりません」
性能を気にしなくてもいいぐらいの仕様にしてくれればいいですね。

「性能を重視しても数年後にはさらに高性能な建材が出てきたときに後悔しますよ」
ここ数年で後悔するほど性能は上がってますか?
そもそも性能を気にしなかったほうが後悔していたと思います。
むしろ後悔させてくれ~(挑発

こんな感じで高高を避けるための言い訳を並べる人たちが少なからずいるわけでして、だからこそ国にはもっと高高を推進していってほしいと思っています。

2021年3月からは省エネ性能説明義務が始まりますが、まだまだぬるいと思います。
まずは断熱等級4の義務化、そしてZEHレベルと少しずつ引き上げていってほしいですね。
(それが難しいという工務店がいることも承知でいってます)

ただ、これらの実現には施主側の理解もなければなかなか進まないと思います。

高高住宅を選ぶかどうかは施主の選択次第ですが、そもそもそういう選択肢があるということを知っていただければ幸いです。

では。

そういえば施主友のくろーばーさんが先に同じようなニュースを取り上げていました。

寒波の影響で電力需給がひっ迫! - 高気密・高断熱・長持ち・ローコストな家の施主ブログwith泉北ホーム
こんにちは。こんばんは。おはようございます。くろーばーです。 年末からの寒波の影響で暖房需要が増え、電力需給がひっ迫しているそうです。 この記事、昨日に書いたものなのですが、今日はさらに電力事情が逼迫し、関西電力でいうと需要率が98%となっています。 この寒さですから、もし...

ぜひこちらの記事も拝見してみてくださいね!

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コメント

  1. くろーばー より:

    やはり、感じられる所は同じでしたね(^o^)

    今週はまだ気候もマシになりそうなので何とかなりそうですね。

    ただ、今日から緊急事態宣言が出たので自宅で過ごす人も増えると思います。

    電力需要が増えると思うので、そのときにどうなるかが問題ですね。何としても大規模停電だけは避けたいところです^_^;

    いつもステキな記事をありがとうございます!

    • クロセ クロセ より:

      寒波が来て電力ひっ迫って聞いた瞬間おもいましたよね笑
      ひっ迫の原因はいろいろあると思いますが、
      多くの家が断熱不足なことも一つの原因って感じます。

      もともとオール電化住宅が増えていたので電力の需要は増えていったと思いますが、
      コロナのせいでますます高まっていそうですね~。
      大規模停電は本当に勘弁してほしいです。

      くろーばーさんの記事も毎度読みやすくていい記事だなって思います。
      もう少し読みやすくなるように生じしたいですね。

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